セミナー・ウェビナーでリードを獲得しよう!成功のコツなども紹介
インターネット環境の充実や政府が推進する働き方改革により、オンラインマーケティングを実施する企業が増えています。また、新型コロナウイルスの影響によるオフラインイベントの相次ぐ中止も、オンラインマーケティングが増加している要因の1つです。
そのため、従来のセミナーではなくオンライン上で開催するウェビナーが新たなマーケティング施策として注目されています。ここでは、セミナー・ウェビナーの概要とリード獲得のコツなどについてご紹介します。
目次
セミナー・ウェビナーとは
従来は、外部又は自社でセミナーを開催してリード獲得の機会を創出していました。しかし、オフラインイベントが開催できない状況が増えたことから、新たなマーケティング施策の実施が求められています。そこで、注目されているのがウェビナーです。ここでは、セミナー・ウェビナーの概要と開催する目的をご紹介します。
セミナー・ウェビナーの概要
セミナーとは、設定したテーマについて興味を持っている人を幅広く募り開催するマーケティング手法です。テーマに対して興味・関心を持つ参加者が多いため、自社サービスへのニーズがある層との接点を作れて、購買意欲の高いリードの獲得が実現できます。参加できる人数は30人~50人程度で行われることが多く、単発又は数回で終了するのがほとんどです。セミナー終了後は、アンケートの実施や質疑応答など参加者と意見交換できる場が設けられています。
ウェビナーは、セミナーをオンライン上で開催するマーケティング手法です。リアルタイムで配信するリアルタイム配信や録画した動画を配信するオンデマンド配信、録画した動画を配信し、視聴者への対応をリアルタイムで行う疑似ライブ配信の配信方法があります。企業のデジタル化やIT化が進む現代において、ウェビナーによるリード獲得のニーズが高まっています。
セミナー・ウェビナー開催の目的
外部開催のセミナーは、一般的に新規リードの獲得が主な目的です。しかし、自社開催のセミナーやウェビナーに関しては、新規リードの獲得だけに限らず既存顧客へのフォローアップや顧客との関係性構築、サービスへの認知度向上などを目的とする企業が多い傾向にあります。
特に、ウェビナーに関しては、リードの獲得と顧客の育成に重要な役割を担っています。
ウェビナー開催のメリット
海外では、マーケティング手法の一つとして確立しているウェビナーですが、日本ではまだ新しい手法ということもあり、効果について認知されていない部分もあります。ここでは、ウェビナー開催で得られるメリットをご紹介します。
会場の予約やレンタル費が不要
従来のセミナーでは、会場の選定・予約、当日の参加者対応、撤収作業など開催するまでに多くのコストや工数が必要でした。開催場所によっては多額の費用がかかるほか、参加者の受け付け・案内役など社員を複数人動員する必要があります。人件費や交通費などもかかるので、コスト面での課題もありました。
その点、ウェビナーは会場の確保やブースの設置・解体などが必要ありません。また、講演者一人で問題なく開催できるので人件費も抑えられます。
これまで接点のなかった層へのアプローチができる
従来のセミナーでは、開催場所近辺の方しか参加できない課題がありました。特に、都心部の開催は、地方からの参加者が少ない傾向にあります。しかし、オンライン上で開催できるウェビナーであれば、場所を問わずに多くの参加者の集客が可能です。
地方のみならず海外からの集客も見込めるので、新規顧客の開拓を実現できるでしょう。また、録画配信機能を活用すれば開催時間に参加できないといった課題解決にもつながります。
人数制限を設けずに済む
会場場所を確保して実施するセミナーでは、開催場所のキャパシティによって参加できる人数に制限があります。参加したくてもできないという状況の発生は、リード獲得機会の損失につながりかねません。
しかし、ウェビナーであればツールによって参加できる人数に限りはあるものの、セミナーよりもはるかに参加できる人数上限の拡大が可能です。常に安定したリード獲得が期待できる点がメリットです。
リード獲得のためのセミナー・ウェビナーのコツ
参加者の数が多くても、通常のセミナー・ウェビナーを開催するだけではリードの獲得にはつながりません。ここでは、効果的にリード獲得を実現するセミナー・ウェビナーのコツをご紹介します。
ターゲットを明確化してテーマの設定を行う
まず、自社が集客したいターゲットを明確化します。ターゲットの明確化には、ウェビナー開催の目的を振り返って整理する方法が効果的です。開催の目的が新規リードの獲得かリードの育成かによって、設定するテーマも異なります。ウェビナー開催の目的・ターゲットの明確化を行ったうえで、ターゲットが抱えている課題解決に沿ったテーマを設定し、参加者を募りましょう。
リード獲得後はアフターフォローを行う
開催後は、リード獲得に向けたアフターフォローが非常に重要です。1回のイベントでは商品・サービスの魅力を参加者に伝えきることはできません。そのため、アフターフォローで参加者とさらにコミュニケーションを深めるのが大切です。商品・サービスへの関心が高いうちに、アフターフォローを行いましょう。
参加者の熱量維持には、開催後のアンケート実施やお礼メール送付が効果的です。アンケートを記載してもらうコツとして、回答者に特典を用意しておくと回収率がアップします。
ウェビナー開催への事前準備
ウェビナー開催には、機材の確保、ツールの導入など事前に準備しなければならないことが多くあります。ここでは、ウェビナー開催に向けた事前準備についてご紹介します。
ウェビナーツールの導入
ツールにも様々な種類があり、費用や機能がそれぞれ異なります。料金体系は主に、従量課金型とサブスクリプション型の2つがあります。高頻度でウェビナーを開催する場合は、サブスクリプション型、そうでない場合は従量課金型の料金体系がおすすめです。
また、機能面に関してはオンライン配信、オンデマンド配信のどちらで配信していくかでツールを選ぶ基準が異なります。他にも、MAやCRMなど外部の顧客管理システムとの連携の可否や挙手や拍手などのリアクション機能があると便利でしょう。
ツールを導入しても操作方法が分からないこともあるはずです。そんな時に、配信のサポートや専用スタジオの貸出をしているサービスを選べば、手軽に高品質な配信を実現できます。
オンライン環境の整備
ウェビナー開催にはオンライン環境の整備が重要です。Wi-Fiの調子が悪いと、動画が途中で止まったり音声が聞こえなくなったりします。こうしたトラブルは、参加者側の通信環境が原因のケースもあるため、オンライン環境では珍しいことではありません。
しかし企業側の環境不備により、参加者とスムーズなコミュニケーションが取れない場合は、訴求力が低下するリスクもあります。通信トラブルを未然に防ぐためにも、何度か社内で動画配信のシミュレーションを行い、オンライン環境に問題がないか確認しましょう。
まとめ
従来は、外部あるいは自社でセミナーを開催して新規リードの獲得、リードの育成などを行っていました。しかし、新型コロナウイルスの影響によりセミナーをはじめとする多くのオフラインマーケティングが困難な状況になっています。そこで、インターネットを活用したオンラインマーケティングへとシフトを切る企業が増えています。
特に、開催場所の確保や人数制限の心配がないウェビナーであれば、海外規模のリード獲得も実現可能です。ただし、オンライン環境が整備されていないと参加者に自社の商品・サービスの魅力を最大限伝えきることができません。そのため、オンライン環境の整備と機材の準備、ITツールの導入など事前準備を怠らないようにしましょう。