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メルマガのクリック率とは?クリック率を上げるための方法について解説

メルマガのクリック率

「メルマガを活用しているが、どれくらい効果が得られているかわからない」ということはありませんか?メルマガ施策の重要な評価指標の1つとして、クリック率が挙げられます。

本記事では、クリック率の概要や、クリック率を上げる方法について解説します。

 

そもそもクリック率とは

メルマガのクリック率はCTRとも呼ばれ、メルマガが見られた回数のうち、どれだけメルマガ内のリンクがクリックされたかの割合を示すものです。クリック率は、配信したメルマガがどれだけのユーザーに読まれて、自社のコンテンツに興味を持ってもらえたかの指標になります。

そのため、メルマガから次の施策へとつなげる重要な数値といえるでしょう。

クリック率の算出方法

クリック率測定にはメール配信ツールや、WEB解析ツールなどを用いて計測することができます。

メルマガのクリック率の算出方法は以下の通りです。

メルマガクリック率 = メルマガ内のリンクのクリック数 ÷ メルマガ配信数 × 100

例として、500件のメルマガを配信し、15件のクリックが確認できた場合、クリック率は約3%となります。

メルマガのクリック率の平均や目安

メルマガのクリック率の平均や目安

平均的なメルマガのクリック率は業種によって違いが生じます。他社とのクリック率を比較して、下回っていた場合はクリック率を上げるための改善が必要でしょう。この項では、クリック率の目安と平均について解説します。

クリック率の目安

効果的なメルマガのクリック率の目安は、調査対象となる企業や調査方法によって異なりますが、開封率が15%から20%なのに対し、クリック率は2%から4%といわれています。

クリック率が目安より下回っていた場合は、購買やリピーター獲得の目標数値への達成は難しいでしょう。そのため、メルマガの内容や配信時間などを改善する必要があります。

クリック率を改善する方法

顧客の購買意欲の向上やファンを獲得するには、メルマガのクリック率を改善する必要があります。

ここからは、クリック率を向上させるために有効な施策について紹介します。

配信のタイミングを改善する

一般的にメールは、「朝の仕事前」もしくは「昼の休憩中」に見られる傾向があります。具体的には、8時〜9時と12時〜13時頃がもっとも読まれやすい時間帯です。

しかし上記の時間は、曜日によっても大きく変わります。例として、週明けの月曜日にはメールがたまっており、仕事に関するメール以外は目を通さない傾向にあります。そのため、あえて13時〜14時といった「昼の休憩明け」を狙って配信した方が、読まれる可能性が高まるでしょう。

惹きつける件名をつくる

メルマガの読者は、メルマガ以外にもメールを複数受け取っています。そのため、すべてのメールに目を通すことはなく、件名の内容で判断し読むメールを選ぶことがほとんどです。

メルマガを開封してもらうためには、件名でユーザーに「読みたい」「自分に必要だ」と思わせることが重要です。

CTAを1つに絞る

CTAは、Call To Actionの略で、ユーザーに具体的な行動を起こすように誘導するイメージやテキスト、クリックボタンのことです。メルマガであれば、URLリンクやボタンリンクを指します。

できるだけ多くの情報を掲載し、CTAの数を多く設置したくなりがちですが、それは得策ではありません。選択肢が多い場合、人間は心理的な状況から選択することを避ける傾向にあります。

そのため、CTAは1つに絞り、メールの方向性をはっきりさせることを意識しましょう。できるだけユーザーに選択肢を与えず誘導することで、クリック率の向上が図れるでしょう。

CTAの位置を改善する

クリック率を改善するには、CTAをメルマガの上部に設置することが効果的です。メルマガの上部は、もっとも目につきやすい場所であるため、メルマガを最後までスクロールさせる必要がなく読者の離脱を防ぐことができます。

また、スマートフォンでメールを開封した場合も想定して、CTAの位置を考慮する必要があります。小さな画面であってもタップしやすいよう、適切な位置やサイズを模索しましょう。

メールをHTML化する

HTMLとは、HyperText Markup Languageの略で、Webページを作成するのに使われるプログラミング言語です。メールをテキスト形式からHTML形式にすることで、文字のフォントから色、大きさを変えることができます。さらに、画像や動画コンテンツを取り入れることも可能です。

テキストメールは文字のみでの表現となり、装飾や表現にも限界があります。しかし、HTMLメールの場合は、画像などを使った表現や視認性の向上が可能となり、より多くの情報を効果的に伝えることができます。

ただし、レスポンシブデザインとなっていない場合は、デバイスによって読みにくいレイアウトになってしまう恐れがあるため注意が必要です。

レスポンシブデザインを取り入れる

レスポンシブデザインは、ユーザーの使用デバイスや画面サイズに合わせて、ページレイアウトを自動で調整する技術です。

メルマガにレスポンシブデザインを取り入れることで、ユーザーの使用デバイスを選ばずに、常に最適化されたデザインを表示できます。そのため、画像表示エラーなどのユーザビリティ低下を防げ、どのようなデバイスで閲覧したとしても、メルマガの訴求力を保つことができるでしょう。

クリック率以外の指標

クリック率以外の指標

前項では、クリック率について紹介しましたが、クリック率以外にもメルマガの指標となる数値が存在します。ここでは、反応率と開封率について紹介します。

反応率

クリック率に似た指標として、反応率があります。反応率もクリック率と同じように、メルマガ内のリンクなどがクリックされた回数によって算出される指標です。違いとしては、分母が開封数となっているところです。

メルマガの反応率の算出方法は、以下のようになります。

メルマガ反応率 = メルマガ内のリンクのクリック数 ÷ メルマガ開封数 × 100

例として、メルマガの配信数が500件、開封数が100件、クリック数が15件であった場合には、クリック率は3%、反応率は15%となります。

開封率

開封率は、配信したメルマガのうち、どれだけ開封されたか示す指標です。クリック率や反応率はメルマガ本文の指標でしたが、開封率は主にメールの配信日時や件名の評価として参考にされます。

メルマガの開封率の算出方法は以下のとおりです。

メルマガ開封率 = メルマガの開封数 ÷ メルマガ配信数 × 100

メルマガ開封率平均と自社のデータを比較し、下回っていた場合にはメール開封率を上げる施策を行いましょう。

まとめ

クリック率とは、メルマガがどれだけユーザーに読まれたかを客観的に評価するための指標です。メルマガ配信でより効果を上げるためには、現時点での効果を把握し、ユーザーの興味をひきつけるメルマガへと改善していくことが重要です。

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この記事を書いた人

a.kusanagi
a.kusanagi

エッジテクノロジー株式会社AIプロダクト事業部マーケティング担当。営業ノウハウをわかりやすく記事にまとめてお届けします。

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