新規開拓メールは件名が重要!思わず開封したくなる件名のヒントと例文
オンライン化が急速に進んでいる今、飛び込み営業などのオフラインでの新規開拓営業は激減し、メールでの新規開拓が増えています。ですが、せっかく送ったその新規開拓メールも開封さえされないのでは、狙った効果は得られません。
本記事では、思わず開封したくなる新規開拓メールの件名の付け方と例文、併せてメール開封率アップのためのヒントをご紹介します。
目次
開封される件名の新規開拓メールとは?
新規開拓メールにおいて重要なことは、まずそのメールを開封してもらうことです。
そのためにも、メールの件名は一目で内容がイメージでき、中身をのぞいて見たくなるように工夫しましょう。本文内容の要件を簡潔に記載することもポイントです。
文字数は20文字以内に収めるのがおすすめです。
理由としては、最近はスマートフォンからメールチェックするユーザーが増えているためです。
例えば、ビジネスシーンでもよく使用されているGmailの場合、スマートフォンの画面サイズにもよりますが、件名の表示限界は28文字までとなっています。
PCメールの場合は、最大70〜80文字程度の件名でも表示される場合もありますが、スマートフォンユーザーのことも考えて、文字数は少なく留めた方がいいでしょう。
一般的にスマートフォン向けのメールマガジンは1行20文字程度までとされていますので、その基準に合わせて文字数を調整しましょう。
なお、BtoB宛ての新規開拓メールと、BtoC宛ての新規開拓メールとでは件名の付け方も異なりますので、以下でそれぞれの件名の例文を紹介します。
BtoB宛ての場合
BtoB宛ての新規開拓メールの件名の場合、メールで書かれている内容の具体的な一文を入れることで開封率もアップします。その際、極力少ない文字数でメールの内容を魅力的に伝えるため、自社名を無理に入れる必要はありません。
「お打ち合わせのお願い(○○○○株式会社 ▲▲)」
「新商品□□□□のご紹介(○○○○株式会社 ▲▲)」
「●●●●展示会についてのご案内(○○○○株式会社 ▲▲)」
「【導入実績400社】メール処理にかかる時間を●%減らします!」
以下、BtoB宛て新規開拓メールの例文です。
——————————————————————-
株式会社●●● ○○様
突然のご連絡にて失礼いたします。
株式会社××××の●●と申します。
弊社は○○な課題を解決するサービス【サービス名】を提供しております。【サービス名】は○○業界のお客様へ多数導入いただいており、○○を○○%改善した実績がございます(具体的な実績・メリットを記載)。
もしよければ、直接詳細をご説明させていただきたく存じますので、
下記の日程中でご都合がよろしい日時はございますでしょうか?
====================
■候補日程
12月1日(水)10:00〜17:00
12月2日(木)12:00〜18:00
12月3日(金)11:00〜15:00
====================
ご紹介時間は1時間程度考えておりますが、【サービス名】の詳細だけでなく、貴社におけるご活用イメージなどもご提案させていただければと存じます。
いずれの日程でもご都合がつかないときには、遠慮なくお申し付けいただければリスケジュールをさせていただきます。
ご多用のところ恐れ入りますが、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
——————————————————————-
BtoC宛ての場合
BtoC宛ての新規開拓メールの場合、受け取る相手がこのメールを読むことでどんなメリットを得られたりお悩みを解決できたりできるのかが具体的にわかるような件名にします。
「今だけ無料キャンペーン実施中!(○○○○←商品名やサービスなどを入れる)」
「●月×日まで限定価格(○○○○)」
「キャンペーン終了まであと●日!(○○○○)」
「▲▲▲▲でお悩みを解消!(○○○○)」
上記のように、今だけ感・特別感を入れたオファーを件名にすることで開封率アップを期待できます。
以下、BtoC宛て新規開拓メールの例文です。
——————————————————————-
××さんは(あなたは)▲▲▲にお困りではありませんか?
××さんの(あなたの)抱えているそのお悩みはつらいものだと思います。
しかし××さんが(あなたが)□□□(商品名やサービス名)を使うことで、〇〇〇(理由や機能)により現状が好転するかもしれません。
実際に、同じようなお悩みを抱えていた方が弊社の商材を使い、▲▲▲を解消しました。
今だけ無料キャンペーンを実施していますので、この機会にお試しをしてみませんか?
——————————————————————-
メール開封率アップに向けた件名の付け方のヒント
新規開拓メールの成果を大きく分けるのは開封されるか否かです。
開封というハードルさえ超えられれば、内容を見てもらい自社やあなたの存在を知ってもらうきっかけになります。認知さえしてもらえれば、何かの拍子に思い出されて反響がくることもあるため、大きな一歩を踏み出せたといえるでしょう。
そこで、メール開封率アップに向けた件名の付け方のヒントを5つ紹介します。
伝えたいことが一目で分かるように
一般社団法人日本ビジネスメール協会が2021年4月に調査した結果によると、1日平均のメール受信数は51.1通にものぼっています。
■参考:ビジネスメール実態調査2021
https://businessmail.or.jp/research/2021-result/
それほど多くのメールを受信していれば、件名に魅力のないメールをユーザーが開封することはほとんど無いでしょう。
そのため、メールを開封する前に内容のイメージができ、「読んでみたい」と思える件名にすることが重要になります。
既視感の無い件名を心がける
「●●●●の件」「●●●●のご案内」のように、よくある件名にしてしまうと他の営業メールと一緒にされてしまいます。メールの内容についても「競合他社と変わり映えが無いものだろう」と判断され、即ゴミ箱行きになりがちです。
この傾向はBtoC宛ての新規開拓メールで顕著です。まれに件名がなかったり、逆に件名が長すぎたりする新規開拓メールもありますが、これらは論外だと言えます。
意外性や驚きを含ませる
意外性や驚きを含んだ、特別感がある件名にすることも新規開拓メールでは効果的なことがあります。
例えば冒頭に「あなただけに」「今ならキャンペーン中」「限定特価」など、ついつい開封したくなるような件名を付けることで、特にBtoC宛ての新規開拓メールでは効果的となります。
ただ、あまり広告感が強すぎる件名にしてしまうと不信感を抱かれてしまう場合もありますので、適度に記載するようにしましょう。
自社の成果を簡潔に伝える
新規開拓メールの件名に自社が達成した具体的な成果やできることを入れ込むことで、開封につなげることができます。
例えば、「成約率20%アップ」「1年間で100万本の売上げ達成」「200店舗展開を実現」「全国100万社のリストを保有」「10万円で300社にアプローチ可」などを記載すれば大幅な開封率アップにつながります。
ただし、誰にでも成果が保障されるような言及や、事実と異なる数字の記載は誇大広告になるので注意しましょう。
相手が興味を持ちそうな内容を盛り込む
送付相手がピンポイントで興味を持ちそうな一文を件名に入れることも新規開拓メールの開封率アップにつながります。
開封率の大幅アップにはつながりませんが、よりサービスに興味を持っている相手に開封してもらえる確率は向上するので、成約につながるような可能性が高まります。
まとめ
新規開拓メールの使命は開封してもらうことです。その開封のためには件名が重要になってくるので、本記事で紹介したヒントと例文を参考に作成してみてはいかがでしょうか。
なお、新規開拓の営業手法にお悩みの方は「新規開拓の方法とは?具体的な17の営業手法」というページもご覧になってください。
【ノウハウ資料】アポを獲得するための営業文章の書き方《3つのポイント》
アポを獲得するためには、開封率をあげるための「件名」、返信率を上げるための「本文」、そして「送るタイミングが重要」です。本資料では、アポを獲得するための営業文章の書き方のポイントを3つご紹介しております。
資料をダウンロードする